石垣島・小浜島の旅
夏休み。今年は妊婦だしつわりがしぶとく残っているし、どこへも行けないかなぁと思っていたけど、
「ヤダ!そんなの絶対イヤ!この期を逃したら来年まで遠出できないなんて耐えられん!」
と思い直す。だけど腕白盛りの息子を抱えた妊婦が耐えられる飛行時間は3時間ぐらいだろう、と。
台湾とか、ちょっと頑張ってタイとか、つらつらと探すけれどなにせ燃料サーチャージが高すぎる!!
旅行時には2歳になる息子の分もがっつり取られるから、その金額は半端ない。
半分諦めモードでそれでもしぶとく探していると、国内は3歳以下無料ということを知る(←ちょっと遅い?)。
Oh! それならば今年はちょっと贅沢に石垣にでも行っちゃおうか!
さっそく調べると、運良く格安ツアーも空いていて一安心。
あとはどの離島に行こうかといろいろ調べ、あちこちに電話し・・
めでたく今年の夏休みは石垣島と小浜島へ行くことになりました。


さて旅行当日。無理は禁物と最寄り駅までタクシーで。途中忘れ物をして引き返してもらいました(汗)
羽田空港には早めに着いたけど、夏休みだけあってかなりの混雑。
荷物を預けてお弁当を買って空港のベンチで食べました。息子は興奮気味であまり食べず。
12時のフライトでいよいよ那覇へ。子連れなので通路側をお願いしていたのだけど、
(格安ツアーなのに座席指定できた。感謝!)乗り物好きな息子には窓側で外を見せておいた方がよかったかもしれない。
前回のバリでの教訓を生かして、ミニカーや車の本、機内でもらったおもちゃでなんとか2時間過ごす。

那覇空港に着くと、何やらすごい混雑。夏休みのせいかなぁと思ったのだけど、
どうやら私たちが着く少し前に激しい雷雨があり、何便か欠航になったり遅れたりしている模様。
幸い私たちが石垣島へ行く便は40分遅れで出発したけど、1便前は欠航になっていた。
あーよかった。空港で息子を遊ばせ、マンゴーソフトを食べ、石垣便に乗り込む。
乗ってすぐ息子はぐっすり。ありがたい!

優先搭乗で機内へ入ると、
息子おおはしゃぎでいろいろな席に座っていた。
ぽっちも一通り押してみる。

石垣島に着いて、ホテルにチェックイン。
夜ご飯はぶらぶらと歩いて見つけたお店へ。後で調べたら予約しないとなかなか入れないお店だったらしいけど、
運良くお座敷のファミリーの隅っこに合席させてもらいました。
息子はお昼をあまり食べなかったからか、お通しのワカメときゅうりの酢の物からはじまって
島豆腐の冷や奴、ポーポー、フーチャンプルー、八重山そばをがつがつと食べる。
人気のお店だけあってどれもこれも本当においしかった!
おまけに「合席になってしまってごめんなさいね、ゆっくりできたかしら?」
とお店の人に気遣っていただいて恐縮。息子がオレンジジュースぶちまけたりいろいろご迷惑おかけしてしまったのに。

いつも寝る前に本を読んでいるので、トランクに入れておいた絵本を読んであげると
息子はすんなり寝てくれた。持ってきてよかった。

朝起きると予想通り息子は「ニューニュー!!(牛乳)」
コンビニシーサーで買っておいた石垣島のゲンキ牛乳をごきゅごきゅ。
ゲンキ牛乳ってなんか名前がいいね。いっぱい飲んでいっぱいゲンキになろう!って感じで。
格安ツアーにしては豪華な朝ご飯をいただいて、今日はさてどうしよう?
私は竹富島へ行くのはどうかしらと思っていたのだけど、ダンナは「石垣島に来たんだからまず石垣島だろう!」
というので、レンタカーを借りて石垣島をドライブすることにしました。

オリオンビール、うまいねー。
妊婦だけどもちょっとだけ。
まずは御神崎灯台を目指す。ちょっと曇りぎみだけど、青い海沿いのドライブは気持ちいい!!
灯台は遠くを船がつーーっと走っていたりして、本当にすばらしい眺め。
石垣島のビーチも覗いてみようと、底地ビーチにも立ち寄る。
のーんびりビーチ。シャワー更衣室・ロッカー完備。
しかしハブクラゲがいるらしい。遊泳区域はネットで囲まれているから大丈夫だけれど、
発泡スチロールに入っているのを見せてもらったら、すごいでかい!
昔よく鵠沼で刺された赤クラゲなんてかわいいもんだ。恐ろしーー。
それからちょっと気になっていた南島焼きの工房へ寄ったのだけど、あいにく売り切れ・・。
こ・ここまで来たのに残念。

お昼を食べて、船でいよいよ小浜島へ。
ご飯直後だったので息子がゲーするかと心配だったけど(ダンナが「オレもやばいかも」とか言うし・・」)
船はたいして揺れず、息子は終始上機嫌。

今回お世話になったのは、 ゲストハウス パナパナ。
小さい子連れなので、バス・トイレ付きのおしゃれなお部屋があり、しかも和室!というのがポイントでした。
常連さんが多いらしく、一緒になったご家族は毎年来ているようでした。
帰るときに「また来年!」って言ってたし。こういう常宿があるっていいなぁ。

オッサンの休日。

やどかりにびびる息子。
宿の周りはほんとになぁーんにもない。
人がうじゃうじゃいる鵠沼のビーチを見慣れている母が小浜島の写真を見て誰もいないのに驚いていた。
息子は大好きな砂遊びと水遊びを大満喫。妊婦もちょいと海とたわむれました。

今回持って行けばよかったのが、牛乳とマキロン。
毎朝息子に「にゅーにゅー!!」と言われてあげられないのがかわいそうだった。オレンジジュースで我慢してもらった。
ほんとにね、牛乳買う売店すらないの。レストランが1軒と自販機だけ。
あと、じゃり道で何度もすっころんでぎゃーぎゃー泣くことになったので、消毒のためにマキロンが必要だった。

夕日を眺めながら食べるご飯は最高においしかった!
一人旅のオッチャンがあっという間にたいらげているのを見て宿のオバチャンは
「せめて15分かけてくださいよー。テビチー作るのに3時間かかったんすから!」と言っていた。
ご飯が終わったら夕日タイム。みんなでのーんびり変わりゆく空の色を楽しむ。
ダンナは少年とカニを捕まえるのに夢中になっていた・・。

夜、星が見えるかしらと外に出てみたけれどあいにく薄曇り。
美しい星空は次回のお楽しみだな。
なぁーんにもしないを満喫した小浜島の休日が終わって、また石垣島へ。
街中をバギーでうろうろ歩いているうちに息子が寝てくれたので、おみやげを探す。
スパムやらアーサーやら沖縄食材をいろいろ買い込みました。
残念ながら初日に行こうと思っていたやちむんのお店は休み。今回はやちむんに縁がなかったんだなぁ。

夜ゴハンはダンナも私もあまりお腹が空いていなかったので、ほかほか弁当を宿で。
ゴーヤチャンプルー弁当とフーチャンプルー弁当大盛り。
なんておいしいんだろ。沖縄限定じゃなくって全国規模で売って欲しいんだけどな。

短い夏休みもあっという間におしまい。
空港まで乗せてもらったタクシーのオバチャンに「今日はすっきり晴れているでしょう。こういう日は海に潜るときれいなのよー。」
と言われて、今日帰ることが残念でならなかったんですが。
那覇から成田までの飛行機は意外にも空いていて、おまけに息子も寝てくれて楽に帰ることができました。



今回の旅は、やり残したこと、食べたかったもの、買いたかった物、行きたかったとこ、いろいろあるけれど、
子連れ妊婦旅行にしては、かなり楽しめた旅でした。
さて、お腹の子供が出てきたら、今度は二人子連れでどこへ行こうかねぇ。

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